看護師Kさんの場合
看護師Kさんの環境
実際に看護師として働いていた人の声を基に、どのような環境で働いていたのかを聞いてみます。
総合病院で働く2交代勤務の看護師Kさんは、先輩後輩ともコミュニケーションの取りやすい人間関係でトラブルも無く良好な関係性を築けていました。勤務時間は3交代だった際には残業時間が長く、定時で帰れることがほとんどないという環境でした。その勤務体制が2交代へと変更されましたが、2交代では基本的な勤務時間が長いため、業務を多くこなすことで体力をかなり必要とされることになりました。
業務としては、患者さんのシャワーやベッド上で体を拭いたりなどで清潔に保つ業務、手術の搬入と受け入れ、抗がん剤治療中の点滴管理や終末期の患者さんのケアだったりと様々です。ナースステーションでの仕事は医師と病気に関するカンファレンスを行ったり、担当している患者さんの看護計画を立案して、それぞれの評価や修正を行います。
このような環境で仕事をしていた看護師Kさんですが、日々の業務の多さに追われることで生じる患者さんとのコミュニケーション不足が不満に思うことにつながります。そして、組織が大きいことから業務の改善に関する訴えが上まで届きづらく、業務改善がされないということにも不満に感じることがありました。
退職をしてみて
このような環境から退職を決断された看護師Kさんは、当時の退職に関しては辞めてよかったと思っているそうです。理由としては、当時の長い勤務時間と夜勤などにより生活リズムが崩れがちになってしまう生活から解放され、夜寝て朝に起きるといった生活がとても快適なことに気づいたこと。そして、退職前は給与がよかった面からストレス発散で外食を多くしていましたが、楽しく使っているというよりは浪費していた感覚に気づいたことなどがあるそうです。
看護師の退職理由
看護師Kさんは勤務時間や生活リズムに関するところが退職を決める理由となったそうですが、看護師の人が退職を決める理由には様々なものがあります。その中で多いこととして、結婚や妊娠・出産といった女性ならではのライフイベントによるものがあります。そして、職場環境に関することでは、夜勤の辛さと勤務時間が理由になっていることが多いようです。そして、生活リズムが狂いがちな勤務からか、健康問題を訴えて仕事を辞めるといった理由も見られます。このように看護師には看護師ならではの退職理由があります。
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