プログラマーJさんの場合
プログラマーJさんの環境
プログラマーとして働いていた人の声を基に、どのような環境で働いていたのかを聞いてみます。
ITベンチャー企業で主にコーディングをやっていていたプログラマーのJさんですが、IT土方と言われるプログラマーは残業することは当然のものだったと言います。そして、繁忙期は過労と言われる月80時間の2.5倍の残業時間である200時間を超えて働いていたそうです。会社に泊まり込みで仕事をする日々が続き、家に帰ることはほとんどないような環境で仕事をしていたそうです。しかし、このようなハードワークな残業にも関わらず、実際に発生する残業代は30時間分と、実際の労働とは全く異なるものでした。精神的にも肉体的にも追い込まれる環境下でハードワークを続けていたそうです。
退職を通して
Jさんがプログラマーを退職した理由は既におわかりかと思いますが、その業務量の多さにあったそうです。退職を考える頃にはプログラマーをやりたくないと思うようになっており、IT業界からも離れようかと考えていました。しかし、結局IT業界からは離れたくないことに気づき、プログラマーではなく別の仕事としてIT業界に携われないか考えたそうです。
そして、面接では前職を辞めた理由を残業に関することとしてしっかりと伝えることを心がけた結果、いくつかの会社から採用されることとなりました。残業がないという環境を探し出せたことも理由になり、プログラマーを退職することになったと言います。
プログラマーの退職理由
プログラマーが仕事を辞めたいと考える理由、そして退職を決断する理由としては多くの人が共通した理由を持っています。Jさんの声でもありましたが、やはり残業が多いというのはプログラマーが退職をする理由の多くを占めるそうです。経営者からすると少人数に長時間働かせて人件費を削減したい思いがあるので、多くのプログラマーの残業時間は比較的多い傾向にあります。そして休日出勤も多く存在しているため、他の仕事に比べるとプライベートの時間がほとんどないといった状態になることもあります。
他には、自分には向いていないと感じる人も多いようです。コードを読むことが苦痛だったり、想像していた仕事とは違ったということから自分には向いていない仕事と考えてしまい、それが退職をする理由になることが多いようです。実際にプログラマーとして働いてみると、お客さんに合わせたプログラミングと自分の趣味でするプログラミングが全然違うと感じることがあるようです。
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退職を決断する理由には人間関係が最も多いとされていますが、業務量が多すぎるという理由もあります。業務量が多すぎてプライベートの時間がなくなり退職を決断する理由となります。
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